ソルベンシーマージン比率について、簡単というかわかる範囲で書いてみたいとおもいます。
これは予測を超えるリスクに対する、保険金の支払い余力を図る指標だそうです。200%を下回るとなんやかんや言われるそうです。
保険会社の経営の健全性をはかるもののようです。まあ確かに十分な支払い能力がないと、危なくて経営させられないし、いざという時に保険会社の機能が働かないわけですから、かなり厳し目に基準が必要ですね。
200%をこえる比率であっても異常事態ととられる状況になったのが、朝日生命です。
業界の中でも、営業の教育に力をいれていて、もっとも営業の質がいいと言われているそうです。しかし、その反面、現在は逆ザヤによって、その販売力が打ち消されているようです。
そして、今回は基金返済の繰り延べが問題になっているそうです。
基金は資本金の一部で、その拠出元に返済をすることが必要なのです。しかし、資本のうち、基金以外の内部留保が少なく、保険業法55条により、返済がみとめられないという事態になっています。すでに一度繰り延べをしていて、今回で二度目になるのではないかと。
[保険業法55条では資本が脆弱な場合は基金の返済を認めないとされている。 ]
ソルベンシーマージン比率は、ソルベンシーマージン総額をリスクの合計額の半分で割って、100かけたものになります。
ソルベンシーマージン比率=([ソルベンシーマージン総額]/[リスクの合計額 / 2] ) * 100
ソルベンシーマージン総額は、資本の部分合計、価格変動準備金、危険準備金、一般貸し倒れ引き当て、その他有価証券の評価差額、土地の含み損益、負債性資本調達手段、控除項目、その他 を合計してだすようです。
各項目の内容はよくわかりませんが、見た感じではリスクに引き当てる金額の合計のようですね。
というか、そのリスクに対する支払い余力を計算するものでしたね。
そして、それを割るのが、リスクの合計額ですが、これは、通常の予測をこえる危険を合計して算出されるそうです。
・保険リスク
・予定利率リスク
・資産運用リスク
・経営管理リスク
・巨大災害リスク
これらの合計のようです。
うん、ちょっとなれない内容でむずかしい。とにかく、余分なリスクに対応出来るだけの指標をさすようです。200%きると経営改善など命令されるようです。正確な数字は覚えていませんが、普通は600%越えしてるみたいです。たぶん!!
で、今回の朝日は300%台に落ち込むのではないかと言われているようです。やっぱり借りるお金ってこわいですね。
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